PTA会長挨拶

PTAは生徒のために在る。

柏市立柏第三中学校PTA
会長 髙山 典丈

柏市立柏第三中学校PTA(以下、本校PTAといいます。)の会長を務めさせていただいております、髙山と申します。
今年度で3年目になります。

本校PTAは、「PTAは生徒のために在る。」を活動方針として、生徒会を中心とした生徒たちの活動を支援・協力することを主な目的に活動しています。

従来、本校PTAは、クラス役員を置き「一人一役」等によって、何かしらの役割を保護者会員の皆様に負っていただくという、保護者会員が「主」となる活動を行っていました。
しかし、それらは、PTA活動の強制となってしまい、会員の皆様にご負担をかけると共に、PTA活動に対する支持が低下することに繋がっていました。

そこで本校PTAでは、3年前から「PTA改革」に取り組み、会員・非会員の全ての皆様に改革方針とPTA活動の内容見直しに関するアンケートを行い、改革方針を「ボランティア制への移行」「ICT化の推進」と定めました。
また、「不要」というご意見が多かったPTA活動を大幅に削減し、活動内容をスリム化することで会員の皆様の負担低減を図りながら、生徒たちの学校生活をより充実させるための活動を目指してきました。

「役員」という呼称のないPTA

現在、本校PTAにはクラス役員や専門部等は無く、「役員」という呼称もありません。
もちろん、一人一役等もありませんし、入退会も自由です。
必要な時にボランティアを呼びかけ、参加可能な会員の方に集まっていただいてPTA活動を行っており、PTA加入率も85%超を維持しています。

また、本校PTAは、生徒たちの活動を積極的に支援しています。私自身、小学校のPTA会長を4年間経験させていただきましたが、中学校は小学校とは全く異なり、生徒たちが様々な活動を自ら企画し、運営することができます。
そんな生徒たちの主体的な活動を踏まえて、PTAとしての原点に立ち返り、冒頭にあります「PTAは生徒のために在る。」を活動方針として、生徒たちの活動を支援・協力しています。

生徒たちからの要望を受け付けるPTA

本校PTAの特徴的な活動として、生徒たちからのプレゼンテーション(以下、プレゼンといいます。)があります。
生徒たちが企画した活動に関し、資金面も含めて支援を要するものについて、本校PTAの運営委員会メンバーにプレゼンを行ってもらうものです。

生徒たちは、自分たちで企画した活動についての支援を得るために、スライド等の資料を作成し、代表者が企画についての説明を行います。
質疑応答等も行いますが、生徒たちはしっかりと下調べを行っており、堂々と受け答えをし、大人たちが驚くようなプレゼンをすることもあります。

生徒たちは、学校の授業の中でプレゼンを習っています。
PTAは教育機関としての側面も有していますので、無条件に生徒たちの活動を支援するだけではなく、授業で習ったことを“実践する場”を提供し、生徒たちにこのプレゼンを活用してもらっています。

必ずしも、生徒たちの要望について100%応じる訳ではありませんが、生徒たちには、このプレゼンを通じて得た成功体験を次の活動に活かしてもらいたいと思っています。

生徒たちの主体的な活動を支援・協力する共に会員の負担低減を図る楽しい活動を

今後も本校PTAは、生徒たちの自主・自立へと繋がる生徒会を中心とした生徒たちの主体的な活動を支援・協力する共に、皆様の負担低減を図りながら、楽しく参加できる活動を目指していきたいと考えております。

柏市立柏第三中学校PTAに皆様のご支援とご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。